SEAnews 1996-02-13 ArtNo.4967

【クアラルンプル】政府が昨年12月に国内価格(ﾄﾝ当たり198Mﾄﾞﾙ)を10％上回るトン当たり212Ｍドルの輸入セメント倉庫出荷価格を認めて以来、マレーシアは27万トン、総額5724万Ｍドルのセメントを輸入した。同輸入量はセメント輸入が認められた95年10月から96年1月の間の輸入量67万1000トンの約40％に相当する。
マレーシアは3つの洋上サイロの稼働により年間100万～120万トンのセメントを輸入できるようになり、95年レベルを超える需要にも応じられるようになった。建設業開発局は今年第1四半期分だけで29件合計53万トンのセメント輸入申請を受けている。昨年通年の国内セメント生産は1085万トン、これに対して需要は1180万トン前後に達した。今年のセメント生産は25％増の1360万トンに達する見通しだ。これは主にクダセメントの生産能力が150万トン拡大するためで、同社新工場は2カ月前から試運転を開始、今月から商業生産に入る。その後1997年にはパハン・セメントの164万トン、アソーシエーテッド・パン・マレーシア・セメントの200万トン、トゥンガラ・セメントの190万トン、1998年にはタセ・セメントの150万トン、パハン・セメントの180万トンが既存の製造能力に追加される。(MBT:2/12)