1996-02-15 ArtNo.4976
◆<星>電力/ガス会社の上場を無期延期
【シンガポール】シンガポール政府は法人化された公益事業局(PUB)の電気/ガス部門、シンガポール・パワー(SP)社の証取(SES)上場計画を無期延期した。
ヨー・チュートン通産相が12日明らかにしたところによると、商業的会計システムを導入後SP社の自己資本利益率(ROE)が7.6%と、SES上場企業の平均12.2%や域内電力会社のそれ(チャイナ・ライト&パワー香港25.9%,メトロ・エレクトリシティー・オーソリティー・タイランド23.2%,Meralcoフィリピン14.5%,トゥナガ・ナシオナル・マレーシア13.9%,タイワン・パワー9.8%,コーリア・エレクトリック・パワー8.4%,SP7.6%,ステート・エレクトリシティー・パブリック・コープ・インドネシア3.9%,関西電力2.8%)を下回ることが明らかになった。このためSP社のROEが10-11%の水準に達するまで上場を延期する方針が決定された。SP社のROEが低い主因は電気料金が低く抑えられているためで、政府はこのため電気料金を向こう3~4年間に段階的に12~14%引き上げる方針と言う。(ST,BT,LZ:11/13)
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