SEAnews 1996-02-17 ArtNo.5016

【ジョホール・バル】ジョホール州の水道会社シャリカット・アイル・ジョホールSdn Bhd(SAJ)はインフラストラクチャー・プロジェクト企業(IPC)としてクアラルンプル証取(KLSE)への上場を目指している。
Ｍｄハッタ・バクリ重役(MD)が15日記者会見し語ったところによれば、コンサルタント会社のフィジビリティー調査の結果、ＳＡＪが上場条件を満たしていることが明らかとなった。同社にはＫＬＳＥの上場条件を満たす営業記録も存在するが、インフラ事業に大型投資を行っているため、ＩＰＣとして上場する方が有利と見られる。このため近くマーチャント・バンクに上場準備を委託する計画だ。エクイベンチャーズSdn Bhdが1992年6月に州政府と結んだジャバタン・ブカラン・アイル・ジョホール・バルの民営化(ﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄ評価額M$5.264億)に関するＢＯＴ(建設/経営/引渡)契約(20年)に基づき発足したＳＡＪは1993年の法人化以来増益を記録、1995年12月末締め年度の税引き前利益は1830万Ｍドルと、予想利益1814万Ｍドルを上回った。同社は既存業務を総営業額の80％の水準に維持し、水道管、バルブの製造や水処理制御技術等、他の事業に余力を振り向ける計画だ。(STAR:2/16)