SEAnews 1995-02-14 ArtNo.502

【シンガポール】最近ドバー・パークビュー・コンドミニアムのビデオ・オン・ディマンド(VOD)システム開発契約を獲得した地元コンピュータ・メーカーのＩＰＣコーポレーションは、日本及び韓国市場の開拓を目指し、カラオケ・オン・ディマンド・システムの開発にも取り組んでいる。
パトリック・ギャム会長によると、これらのプロジェクトは同社が最近買収したイスラエル企業デジタル・インコーディングの技術をベースに進められている。目下のところドバー・パークビュー開発業者のファー・イースト・オーガニゼーションが同社製インハウスＶＯＤシステムの唯一の顧客だが、同社はシンガポール及びアジア太平洋地域のコンドミニアム、アパート、ホテル、旅客機等に売り込む計画だ。ＩＰＣは最近その組織を、小売り／ホーム部門、産業周辺機器部門、バーチャル市場向け商品部門、消費者用電子部門、付加価値ネットワーク・サービス部門、製造部門、研究開発部門に再編した。これにより各戦略ビジネス部門はそれぞれその中核業務に専心することができる。同社は創立10周年を迎えた今年、10億Ｓドルの売上を見込んでいるが、向こう10年間にさらに50億Ｓドルに拡大することを目指している。(BT,ST:2/13)