1996-02-26 ArtNo.5067
◆<星>ナットスチール・ケミカル、域内の主要プレーヤーに
【シンガポール】ナットスチール・ケミカルは海外事業の積極的展開を通じて域内の主要プレーヤーを目指すとともに、国内ではシンガポール証取(SES)メインボードへの上場を計画している。
ナットスチール・グループのアン・コンッフア重役(MD)によると、ナットスチール・ケミカルは1968年の創設当初はスラグや溶鉱炉の残滓から研磨剤を製造する等、グループ内の補助的な役割を担っていた。しかし現在ではオーキッド商標のハンブル・ライム製品から水処理用化学品、さらには石油化学品まで幅広い事業を手掛けている。バンコク・シンセティクス、BSTエラストマーズ、クイチョウ・ターチョン・ラバー等の海外事業への出資は、域内化学品生産者としてのプレゼンスを強化し、急成長する域内の石油化学事業に参画する道を開く。同社の1994年度売上は1億3300万Sドル、純益は150万Sドルを記録したと言う。(BT:2/24)
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