1996-02-26 ArtNo.5078
◆<泰>バンコク・シンセティクス、日本企業と合成ゴム合弁
【バンコク】バンコク・シンセティクス(BST:60%)は23日、日本合成ゴム(14%)、日本ゼオン(12%)、三井物産(3%)、伊藤忠(3%)及びタイ企業グループ(8%)と新会社BSTエラストマーズを設立、合成ゴムを製造する合弁契約を結んだ。
石油化学製品の製造を手掛けるBSTはその製造能力を拡大し、合弁事業に原料を提供する。バンコク郊外のマブタプ工業団地に1998年の稼働を目処に新工場が建設される。BSTの設備拡張と合成ゴム製造事業の総投資額は2億~2億5000万米ドルと見積もられる。新工場では年間4万トンのポリブタジエン・ラバー及び6万トンのシンセティック・ラバーが製造され、タイ国内のタイヤ・メーカーに供給される。
ちなみにBSTにはシンガポールのナットスチール・ケミカルズが25.5%、地元のフア・キー・インダストリアル・グループが34.5%、サイアム・セメントが20%、バンコク・バンクが10%、クルンタイ・バンクとサイアム・コマーシャル・バンクが各5%を出資している。(BT:2/24)
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