1996-02-29 ArtNo.5111
◆<星>カストロル、北東アジア市場開拓に照準
【シンガポール】英国の潤滑油製造会社カストロルは中国、日本、韓国など北東アジア市場でのプレゼンス拡大を図る方針で、今後5年間に東南アジア市場の同社純益に対する貢献は現在の75%から60%に縮小する見通しだ。
カストロル・インターナショナルのイアン・プリングル取締役(アジア太平洋担当)が27日に催されたジュロン工場の棟上げ式後語ったところによると、同社のハイエンド潤滑油は東南アジア市場では指導的地位を占め、シンガポールでも25%のシェアを握っているが、北東アジアでのシェアはまだ小さい。同社は目下、上海と広東省に代表事務所を置き、中国での合弁および完全出資事業の機会を探っている。また最近、北東アジア市場の開拓のため国際営業本部を香港に移転したが、シンガポールは東南アジア市場のサプライ・ハブおよび訓練センターとして引き続き重要な役割を担う。なお、カストロルは住宅開発地区となったヒルビューの現工場をジュロンに移転する計画で、新工場は8月に完成、9月には稼働すると言う。(ST,BT,LZ:2/28)
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