SEAnews 1996-03-01 ArtNo.5127

【シンガポール】シンガポール港湾局(PSA)は韓国における超大型コンテナ港開発プロジェクトのマスター・プラン立案に参画している。
韓国は世界的にも5位にランクされる国内最大の釜山コンテナ・ポートの混雑を緩和するため、釜山南西部の加徳島(ｶﾄﾞｸﾄﾞ)に同規模の新港を建設する計画だが、同プロジェクトを請け負ったサムスン、ハナ、トンギルの韓国3社連合は、ＰＳＡとオランダのネザランド・デベロップメント・コーポレーション・コンサルタント・カンパニー(NDCCC)に新港の建設・運営・技術面をカバーするマスタープランの立案を求めた。ＰＳＡとＮＤＣＣＣは既に同プランを完成、3社連合が目下、両プランに検討を加えている。コンソーシアムは検討作業終了後、最終開発案を当局に提出する。来年4月乃至5月の着工が予定され、工期は15年、3期に分けて進められる。
シンガポールを訪れたキム・ヨンサム韓国大統領は2月28日、シンガポールの港湾施設を視察した。ＰＳＡのフィージビリティ・スタディによると、加徳島は水深最大16メートルで、第5世代コンテナ船の入港が可能と言う。(BT:2/29)