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1996-03-25 ArtNo.5431
◆＜星＞ナットスチール、電子部門等の貢献で２１．５％増益
【シンガポール】ナットスチールLtdは22日、産業部門及び電子部門の貢献で1995年12月末締め年度に前年比21.5％増の4270万Ｓドルの純益を計上した。
営業額は35.6％増の20億7000万Ｓドルを記録したが、株主に帰する利益は4.4％増の3490万Ｓドルにとどまった。これはグループ再編に伴う損失や投資プロジェクトのキャンセルに伴う1260万Ｓドルの損失等、特別項目の損失が350.9％の増加を見たためだが、長期投資事業の処分による480万Ｓドルの特別項目利益で一部相殺された。同社はコスト増と限られた国内市場からシンガポールにおける1億5000万Ｓドルのプロジェクトを中止したと言う。
電子部門の営業額は40.6％の成長を遂げ8億8170万Ｓドル、産業部門のそれは27.9％増の12億1000万Ｓドル。後者は建設関連の製品／サービスの好調やナットスチール・エンジニアリングの黒字回復に助けられ、グループ営業額トップの座を維持した。鉄鋼部門はマージン下降の圧力にも関わらず14.7％増の4億9670万Ｓドルの営業額を上げた。しかしリゾート／不動産部門の営業額は22.4％減の1680万Ｓドルにとどまった。 同社は今年の業況については、鉄鋼事業の業況は引き続き低調を維持し、全体を通じて昨年のような好調を維持するのは困難と見通している。(ST,BT,LZ:3/23)
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