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1996-03-28 ArtNo.5485
◆<馬>首相の膝元クダ州の政争、波紋拡大
【アロルスタル】マハティール首相の膝元クダ州の首席大臣人選を巡る政争は、同州与党UMNO(統一マレー国民組織)州議会議員全員が連名でオスマン・アロフ現首席大臣支持を表明する覚書をマハティール首相に提出する事態に発展、再び火勢を強めそうな雲行きだ。
マハティール首相は前回のUMNO党役員改選に際してアンワル副首相派の攻勢により副総裁補選挙に敗れ、農相のポストも退いた老戦友のサヌシ氏をクダ州首席大臣のポストに就ける考えだったと言われる。しかし昨年8月の党支部役員選挙前にマハティール首相が与党州議会議員全員との会議を計画した際、オスマン首席大臣支持派の議員が事前に会議を開きマハティール/オスマン体制支持の声明を発表、首相の計画を牽制した。今回はまた23人のUMNO議員全員が覚書に署名、オスマン首席大臣派は前回以上の勢力を誇示した。マハティール首相は、ニュージーランド訪問に先だって、自分は首席大臣のポストに言及もしていないのに、こうした行動を採るのはUMNOの伝統に反すると、遺憾の意を表明したが、この点についてマスコミの質問を受けたアンワル副首相は「クダ州議会議員の行為はまだ党の利益を損なうには至っていない。州議員はそれ自身の意見を発言する義務と権利が有り、既に覚書が提出された以上、中央指導部は事件を慎重に検討すべきだ。同問題は次期UMNO最高評議会で討議される。この点については首相とも協議した」と語った。
一方、消息筋によると、オスマン首席大臣はペナン州知事に就任することを原則的に同意したが、同氏支持派はサヌシ氏以外の者を首席大臣に就けることをオスマン氏の辞任の条件にするよう求めていると言われる。これはサヌシ氏が首席大臣に就任すれば、オスマン派行政議員はその地位を保てないことが明白なためと言う。ちなみにマハティール首相とオスマン首席大臣は同じクバンパソ区の党議長と副議長を務めている。(LZ:3/27)
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