SEAnews 1995-02-20 ArtNo.578

【シンガポール】シンガポールにおける昨年第4四半期のクレジット・カードを通じた支出は15億Ｓドルと、第3四半期の13億Ｓドルに比べ15.4％増加した。しかし昨年第3四半期の伸び率18.1％に比べ減速している。
金融管理局(MAS)が17日発表したところによれば、昨年第4四半期のカード所有者の未決済額は7億530万Ｓドルに上ったが、その伸び率は13.3％にとどまり、第3四半期の17.6％や第2四半期の19.3％に比べ鈍化した。また昨年12月末時点のカード発行総数は145万枚と9月末時点の142万枚を3万枚上回ったが、年間伸び率は15.5％にとどまり、第3四半期の17.7％からやはり後退している。ＭＡＳは昨年10月にクレジット・カードの過剰広告引き締め措置を講じ、ギフト／ディスカウント／奨励スキームを通じた勧誘を禁止するとともに、広告内容もカードの便利さを強調するにとどめ、支出を促すような内容は控えるよう指示した。これは信用に基づく過度な個人支出抑制措置の一環で、同局は今月に入って無担保個人ローン及び自動車ローンの抑制策を発表している。(ST,BT:2/18)