【シンガポール】コールマン・ストリートのペニンスラ・ホテル及びエクセルシオ・ホテルを所有／経営するＹＴＣコーポレーションは、子会社ＹＴＣモーション・ピクチャー・インベストメンツを設立し、ハリウッド・フィルムに投資するとともに、映画産業への進出を計画している。
ＹＴＣのアンドリュー・ヤップ副社長兼専務取締役(ED)によると、目下制作が準備されている“パラダイス・ロード”は日本軍占領当時のシンガポールを舞台にしたストーリーで、グレン・クロウスが主演、1989年度ベスト・ピクチャー受賞フィルム、ドライビング・ミス・デイジーの監督ブルース・ベレスフォードが制作に当たる。ヤップ氏は4年前にオーストラリア人が書いた台本を偶然発見、20th Century Foxに売り込んだ。制作費は2000万米ドル、20th Century Foxが75％出資する。シンガポール、ペナン、オーストラリアで12週間にわたる撮影が行われ、今年のクリスマスには全世界で上映される見通しだ。ヤップ氏は同フィルムが成功すれば、英国バージン諸島籍のＹＴＣモーション・ピクチャー・インベストメンツを、シンガポールで登記し、別のウエスタン・ムービーに挑戦すると言う。(BT:4/22)