SEAnews 1995-02-20 ArtNo.581

【クアラルンプル】ブミプトラ投信計画ＡＳＢ(ｱﾏﾅ･ｻﾊﾑ･ﾌﾞﾐﾌﾟﾄﾗ)下に200億Ｍドル以上の資金の運営を委ねられた国民投資会社ＰＮＢ(ﾌﾟﾙﾓﾀﾞﾗﾝ･ﾅｼｵﾅﾙBhd)は、今年はアジアの新興市場をターゲットとする計画だ。
ＰＮＢの最高経営担当重役(CEO)に最近就任したヒルミ・モハド・タイブ重役がＰＮＢの社内紙ブリタ・プルモダランの中で語ったとことによれば、同社は毎年新たに30億Ｍドルの資金を投じてその成長を維持せねばならない。同資金は同社の国際ファンド・マネージメント・ユニットやポートフォリオ・マネージャーを通じて投資される。ＰＮＢはこれまで既に米国、欧州、日本等の先進国市場への投資を行ってきたが、今やアジアの潜在性を開拓すべき時機を迎えている。しかしながらＰＮＢは同時に国際的な投資活動も進め、拡張や成長に対する旺盛な意欲を有する企業を支援する。また将来的にはベンチャー・キャピタル・プロジェクトを通じた投資拡大も計画している。同社は94年に総額20億Ｍドル、14％の配当及びボーナスを支給したが、ＡＳＢのような低リスクの投資にしては極めて高い配当率と言う。(NST,BT,LZ:2/18)