SEAnews 1996-05-04 ArtNo.5924

【クアラルンプル】クアラルンプル・シティー・センター(KLCC)とクアラルンプル・インターナショナル・エアポート(KLIA)における合計4000万Ｍドルのプロジェクトを手掛けるアルミニウム／ステンレス・スチール加工／処理会社プレス・メタルBhd(PMB)は、子会社のアンカサ・ジャサSdn Bhd及びオリバー・デービー・グラス(M)Sdn Bhdを通じてジョホール・バルとクチンにおける総額5000万Ｍドル相当の建築物の内外装工事にも入札している。
ＰＭＢのクン・ポーミン重役(ED)が2日催された年次総会後語ったところによると、ＫＬＣＣとＫＬＩＡの工事は1997年5月の完工が予定されている。梯子、アルミ・ビレットの製造、カーテン・ウォール、クラディング・システム、高層ビル用金属材料の設計／製造／据えつけ、プロジェクト・デベロプメントを手掛ける同社は、製品の13％を輸出しているが、1997年までに輸出比率を30％に高める計画だ。輸出先は日本、シンガポール、香港が中心で、最近はサウジ・アラビア向けに高付加価値製品の輸出も開始した。またムガ・アブドゥル・ラマン・ムガ・アハマド会長によると、同社は最近廃水処理事業に進出、目下2500万Ｍドルを投じてシャー・アラムのブキ・クムニン・エレクトロ・プレーティング工場に一般廃水処理施設を設ける工事を手掛けている。同システムは他のエレクトロプレーティング工場32社の廃水の処理も引き受ける予定で、反応が良好ならさらにこの種の処理施設を建設する計画という。(MBT,STAR:5/3)