SEAnews 1995-02-21 ArtNo.599

【クアラルンプル】クアラルンプル近郊の800ｈａの森林保護地区に4億Ｍドルを投じて、ハリウッドに次ぐ世界的規模のメガ・スタジオを併設したテーマ・パークを開発することが計画されている。
国内最大のホーム・ビデオ・ディストリビュータで、テレビ番組の制作も手掛けるＨＶＤホールディングズSdn Bhdはゴンバ地区理事会に2年前に関係プロジェクトの認可を申請しており、理事会は目下同申請に検討を加えている模様だ。ＨＶＤのアドナン・ザカリア重役(ED)によると、認可されれば、全体の25％に相当する200ｈａを開発、97年に中国に復帰する香港から映画制作会社の誘致を図る。同地は首都ＫＬに隣接した立地、完備したインフラストラクチャー、広大な土地、低い制作コスト等、海外のフィルム制作会社を誘致する絶好の条件を備えていると言う。81年にホーム・ビデオのディストリビュータとして設立されたＨＶＤ社には政府投資会社のカザナ・ホールディングズが30％、アドナン氏が30％、創設者のセバスチャン・フー氏が40％出資している。(NST:2/20)