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1995-02-25 ArtNo.650
◆<星>伝統的金融街からマリーナ・センターへの移転が急増
【シンガポール】この先12カ月間にシンガポールの金融街ラッフルズ・プレイスおよびシェントン・ウェイ一帯からマリーナ・センターへの企業の移転が増加、同期間にテナントの立ち退きが行われるオフィス・スペースは約57万平方フィートにのぼる見通しだ。
BT紙の調査によれば、年内にマリーナ・センターに完成予定のミレニア・タワーを開発するポンティアク・マリーナとテナント契約を結んだ7社のうち6社は、ラッフルズ・プレイスとシェントン・ウェイからの移転組もしくは拡張組である。ポンティアクのクィ重役は、オフィス・ビルだけでなくショッピングやレストランなどのアメニティも優れたマリーナ・センターはいずれラッフルズ・プレイスと張り合うようになると語る。ミレニア・タワーのアンカー・テナントはシティバンクで、同行は今年第4四半期から来年初にかけて小口銀行業務部門を1シェントン・ウェイ(3.5万平方フィート)、サウスポイント(3.5万平方フィート)、デルタ・ハウス(1.6万平方フィート)から同タワーの8フロアー(計12.6万平方フィート)に移転する。また、地元海運会社のタンカー・パシフィック・マネージメントも78シェントン・ウェイ(1.1万平方フィート)から同タワー(1.75万平方フィート)に移る。ミレニア・タワーに隣接するサンテク・シティ・タワーの全オフィス・スペース38万平方フィートの半分が伝統的金融街からの移転企業に賃貸される。しかし不動産コンサルタントらは、オフィス・スペースの供給不足状況からみてテナント移転が伝統的金融街に与える影響はほとんどないと見ている。(BT,ST:2/24)
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