SEAnews 1996-06-21 ArtNo.6526

【バンコク】地場製鉄会社のLao Peng Nguan(LPN)は東南アジアでは初の10フィート(3.3m)広幅熱延鋼板の製造を今年2月から開始した。
Siri Jirapongpan重役(MD)によると、子会社ＬＰＮプレート・ミルがチョンブリ省スリラチャに設けた冷間／熱間圧延工場では熱延鋼板、ホット・コイル、冷延鋼板、コールド・コイルが製造され、年間製造能力は目下30万～40万トン、2カ月後には50万トンに達する。また1998年3月の完全操業時には年間160万トンの製造能力を備える。10フィート広幅鋼板の国内需要は年間50万トンと見込まれる。同社は米国Tippins社から関係技術を導入している。ＬＰＮは別にバンコク近郊ヤンナワとサムットプラカーン省Bang Pla Kodに鋼管／棒鋼／スチール部品等を製造する2工場を有し、これらを合わせた年間総生産能力は65万～70万トン。同社は5年内に完成品の製造能力を30～50％拡大するとともに、ＬＰＮプレート・ミルのタイ証取上場を予定している。(BD:6/20)