SEAnews 1995-02-28 ArtNo.686

【シンガポール】マレーシアのチタン・ペトロケミカルSdn Bhdはシェル・インターンショナル・トレーディング・カンパニー、丸紅、ネステ・ペトローリアムに合計最大35万トンのナフサを発注した。
チタン社幹部によれば3社の納入量はほぼ同じだが、シェルのそれが多少他社を上回る。価格も昨年と同レベルで、シェルのそれはＣ＆Ｆシンガポール上乗せ50セント及び15セントのプレミアム付きＦＯＢを基準とし、丸紅とネステはいずれも60セントのプレミアム付きＣ＆Ｆシンガポールを基準としている。チタン社はまた今月初に95年4月から96年3月のターム・ベースで別に35万トンのナフサ納入の入札を募集しており、入札受け付けは今日(2/28)締め切られる。入札者にはパシル・グダン渡しか、ＦＯＢシンガポールのいずれかを選ぶ選択権が認められている。今年10月1日までにはパシル・グダンに新たなタンク施設が完成し、大量購入が可能になるため、ペトロナスやサウジ等の他の供給業者との商談も近く開始される。95年の同社のナフサ需要は67万5000～72万5000トンに拡大する見通しで、マラッカからのナフサ導入も試験的に今日から始まる。品質が確認されない限りターム契約は結ばれないが、仮に条件が満たされれば、ペトロナスから年間7万5000～12万5000トンを購入する可能性も有ると言う。(MBT:2/25)