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1996-08-03 ArtNo.7078
◆＜馬＞今年の経済成長率８．５％に鈍化：ＭＩＥＲ
【クアラルンプル】マレーシアの国内総生産(GDP)成長率は昨年の9.5％から今年は8.5％、来年は更に8.3％に減速する見通しだ。
マレーシア経済研究所(MIER)のスライマン・マハボブ所長(ED)が1日催された年次経済報告会の席上語ったところによると、成長鈍化の主因は民間消費の軟化だが、それでも依然ハイレベルなことからインフレ率は昨年の3.4％から今年の3.7％にアップ、来年も3.6％に達する見通しだ。経常収支の赤字は昨年の178億Ｍドルから今年の192億Ｍドル、来年の194億Ｍドルに拡大するものと見込まれる。民間投資の成長率は今年は依然として11.2％の二桁成長が見込めるが、来年は9.6％に減速しそうだ。公共部門投資の伸びも同期に9.2％から8.1％に鈍化するものと見られる。失業率は今年も来年も2.8％のレベルを維持、労働市場の逼迫が続きそうだ。Ｍドルの対米ドル相場は過去数カ月2.49レベルにあり、高値安定しているが、年末には2.48に更に強化するものと見られる。ちなみにＭＩＥＲの1996年の成長見通しは中央銀行の8.3％を上回っている。(NST,MBT,STAR,BT,LZ:8/2)
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