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1996-08-26 ArtNo.7353
◆<馬>STIエンターテーメント社、MSCを跳躍台に
【クアラルンプル】マレーシア国王の子息イムラン氏に率いられるSTIグループ傘下のSTIエンターテーメント・グループSdn Bhd(STIEG)は、マルチメディア・スパー・コリドーを跳躍台にマルチメディア事業を拡張する計画だ。
STIEGのジム石井社長によれば、同社は昨年マレーシア企業として初めて国際級のTVプログラム“ターザン”を制作、同製品は近く世界各地に配給される。同プログラムの舞台効果はロスアンゼルスのMGMディズニー・スタジオを利用してSTIEMGが作成した。STIEMGはマルチメディア業界が必要とする人材を養成するマルチメディア・キャンパスをMSC内に設けることを通じて、こうした国際級のノーハウを同業者に提供する計画だ。マルチメディアの用途は決してエンターテーメントに限られるものでなく、テーマ・パークのような不動産開発にも応用できる。テーマ・パークは様々なマルチメディア機能を必要とし、関係人材の需要も大きい。各種のマルチメディア領域で国際水準の実現を目指すなら、海外の人材にのみ依存することはできない。ディズニーやルーカスフィルムと提携した経験を有するSTIEGはこうしたコネを通じて、必要な機材やノウハウを比較的安価に手に入れることができる。またこの種の高価な機材を製造しているソニーやコダックにも協力を要請でき、これらの企業はその見返りに潜在顧客を獲得できる。なぜならこうした施設で養成された人材は、実際に就業した際も、使い慣れた機材を利用するためで、この種のアレンジは既に米国において効果が立証されている。ポート・ディクソンにおけるパーム・スプリング・テーマ・パークの開発を手がけるSTIGは、ミニチュア・プロジェクター“オプティック・エンジン”の製造や、来月予定されるKLタワーにおけるスペクタクル・レーザー・ファイアーワーク・ショーの準備も進めていると言う。(STAR
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