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1996-09-04 ArtNo.7470
◆<馬>T&K、AICOスキーム下に域内輸出拡大目指す
【シャー・アラム】トヨタ自動車(60%)、光洋精工(30%)、UMWトヨタ(10%)の合弁会社T&KオートパーツSdn Bhdは、ASEAN工業協力(AICO)スキーム下に自動車部品の域内輸出拡大を目指す。
UMWトヨタの高橋副会長が2日催されたT&KオートパーツSdn Bhdパワー・ステアリング・ギア製造ラインの稼働式典で語ったところによると、ASEAN経済閣僚が今年4月に調印したAICO協定の下、同スキーム参加企業には0-5%の優遇関税が適応される。このためAICOは域内市場開拓の有効な手段と言える。また域内で生産される自動車部品は欧米で製造されたものと同水準の品質を備えていると言う。
T&Kオートパーツのマイケル・リム会長によると、1500万Mドルの新ラインで製造されたパワー・ステアリングの90%は輸出される。当面はタイ、インドネシア、フィリピンが輸出先となる。同社はまた製品中の地元部品使用率を2、3年内に50%に高める。90年に設立された同社の昨年の営業額は2500万Mドルで、年間マニュアル・ステアリング・ギア15万ユニット、パワー・ステアリング・ギア26万ユニット、サスペンション・ボール・ジョイント20万ユニットの生産能力を有する。今年のパワー・ステアリング・ギアの予想売上げは3万2000ユニットだが、来年は14万ユニットを目指すと言う。(NST,MBT,STAR:9/3)
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