1996-09-11 ArtNo.7568
◆<印尼>バンバン氏、US$15億地下鉄事業に参画
【ジャカルタ】ビマンタラ・グループを率いるバンバン・トリハトモジョ氏は15億米ドルと見積もられる大衆高速輸送(MRT)事業の第1期プロジェクトに参画する見通しだ。
ジャカルタ市のMRTプロジェクト担当者イルサン・リファイ氏がジャカルタ・ポストに語ったところによれば、スハルト大統領の子息は、もう1人のビジネスマン、バンバン・ヨガ・スガマ氏とともにMRTの建設工事に関わっている。ジャカルタ市当局はMRTプロジェクトをBOO(建設/経営/所有)方式で民間部門に発注する計画で、バンバン氏も数ヶ月前に入札書類を市当局に提出したもようだが、BOO契約を既に獲得したのか、単に建設工事を請け負っただけかは明らかでない。イルサン氏によると総額80億Mドルと予想されるMRT全路線のベーシック・デザインはPTバクリー・インベスティンド、PTリッポ、PTブカカ、PTステディー・セーフ、ドイツのFerrostahl及び伊藤忠商事から成るコンソーシアムにより請け負われている。観測筋はバンバン氏も最終的に同コンソーシアムに参加するものと見ている。(BT:9/10)
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