NNNNNNNNNNNNNNNN
SEAnews SEA Research, BLK 758 Yishun Street 72 #09-444 Singapore 760758
India Front Line Report
SEAnews Issue:monthly
tel:65-87221054
NNNNNNNNNNNNNNN
1996-09-23 ArtNo.7716
◆<泰>ポリエステル業界、業況回復期待
【バンコク】ポリエステル価格が底打ちしたとの判断から、業界観測筋は年内に完全に業況が回復することはないものの、価格は上昇に転じるものと見ている。
現在のポリエステル価格はキロ当たり30バーツと、95年半ばの55バーツには遠く及ばないものの、7月のそれを1乃至2バーツ上回っており、少なくとも長期にわたった値下がり基調に転機が生じたことを示している。
ポリエステル原料のPTA(純粋テレフタル酸)及びパラキシレンの値下がりも7月に底を打った感が有り、トゥンテクス社幹部によると、パラキシレンは7月のトン当たり390米ドルから420-430米ドルに値上がりしている。同原料は年初にはトン当たり1800米ドルしていたが、390米ドルまで下降、域内の製造業者の多くが操短もしくは休業を余儀なくされた。アナリストらは、設備過剰は今後も持続し、1998年末時点でも依然年間773万トンの余剰能力が存在するものと予想している。同様なことはPTAについても言え、来年には製造能力が更に拡大されることから現在のトン当たり500米ドルの価格が改善する見通しはない。このためトゥンテクスは現在の年産40万トンのPTA製造施設の拡張計画に見直しを強いられている。
先月台湾の主要プレーヤーがポリエステル製造施設の稼働率を70%から80%にアップしたのは、中国の需要拡大の兆しと見られ、韓国業界もこれに倣うものと予想されている。中国の輸入削減で域内は過剰供給に陥ったが、中国は5月にポリエステル製造拡張投資を制限する方針を決めており、このことが台湾の輸出拡大につながるものと予想されている。また現在韓国により輸出されるポリエステル・フィラメントの50%、ナイロン繊維の25%、アクリル繊維の60%が中国向けとなっている。(BD:9/21)
[Your Comments / Unsubscribe]/[您的意见/退订]/[ご意見/配信停止]
Please do not directly reply to the e-mail address which is used for delivering the newsletter.
请别用递送新闻的邮件地址而直接回信。
メールをお届けした送信専用アドレスには返信しないで下さい。
SEAnews 掲載記事の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
Copyright 2003 SEAnews® All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.