SEAnews 1996-10-02 ArtNo.7830

【シンガポール】シンガポール証取(SES)が設けた外国銘柄取引所に最初に上場される予定の香港拠点企業ＣＭテレコム・インターナショナルが月曜(9/30)、7598万株を1株32米セントで公開した。
香港と中国にまたがるビジネスを展開する創業6年のＣＭテレコムは、深市政府傘下のチャイナ・モーション・テレコム・デベロプメント(CMTD)と緊密な関係を有し、今回調達される1750万米ドルの資金も主に中国における3件のＣＭＴＤとの合弁事業に充当される。先ずＣＭとＣＭＴＤが70：30の出資率で1億6500万ＨＫドルを投じて進める中国全国ページング・サービスに5000万ＨＫドルが、またマイクロウェーブ・ラジオ・システム・プロジェクトに2230万ＨＫドルが、そして中国／香港間の長距離ラジオ・システムに4440万ＨＫドルが、それぞれ充当される。公開される株式の内6580万株は新株、1018万株は譲渡株で、ＣＭ総発行株式の22％に相当する。ＣＭのトニー・ハウ会長の株式公開後の持ち株比率は58％に縮小する。今年3月期の同社1株益4.4米セントを基準にした株価収益率は7.3倍。公開株の内80％は機関投資家を対象に私募に付され、残りの20％が公募される。ＣＭは今週ロンドンと香港でも私募分のプロモーションを行う。公募締め切りは10月15日、17日から発行日取引ベースで商いが開始される。(ST,BT:10/1)