SEAnews 1995-03-09 ArtNo.795

【ペナン】イポー近郊のキンタ自由貿易地区に第4工場の建設を計画するシーゲート・テクノロジー・インクは、マレーシアにおける年産量を昨年の3億8900万Ｍドルから今年は10億Ｍドルに拡大する方針だ。
アラン・シュガート会長がこのほど語ったところによれば、同社は昨年ペラ州開発公社から400万Ｍドルで買収した7.7ｈａの土地に96年第4四半期の操業を目処に、第4工場を建設、少なくとも1000人を新規雇用する。ペナン・シーゲートは87年にバヤン・ルパス自由貿易地区に製造拠点を設けて以来、これまでに6億Ｍドルを投資、従業員数も9000人を数えるが、イポー工場の完成に伴い2000年までに従業員数は2倍に拡大される。同社は今後カムコーダー、ＶＣＲ2、マルチメディア・システム、デジタル・ビデオ等の領域におけるシン・フィルム技術の需要が拡大するものと注目しており、またソフトウェアーや通信／電子データ(音声/ﾋﾞﾃﾞｵ/ｸﾞﾗﾌｨｯｸ)管理技術等の領域への進出を図る計画だ。同社の世界売上は、向こう5年間に昨年の35億米ドルから60億米ドルに拡大するものと見込まれている。(MBT:3/7)