SEAnews 1996-11-02 ArtNo.8233

【シンガポール】シンガポールを世界の海事情報センターにすることを目指す港湾局(PSA)は、インターネットを利用したインターラクティブ・ウェブサイト“マリタイム・インフォメーション・ハブ(MIH)”を来年6月に開設する。
ＰＳＡのエリック・ルイ情報システム部長が木曜(10/31)開かれた運輸情報技術セミナーで明らかにしたところによると、ＭＩＨには国内の海運会社、運送会社、倉庫会社のリストばかりでなく、各社のサービス・ルートやスケジュールも網羅され、オンラインによる照会や貨物スペースの予約も可能になる。船荷の位置情報もリアルタイムで表示され、海運各社は個々の荷主とリンクアップする必要がなくなる。ＰＳＡはオンラインによる貨物スペース予約のテストを海運会社1社と荷主1社の協力を得て6カ月前から開始している。業界の意見を参考にしながら各種オンライン・サービスを追加する計画で、ＭＩＨのリストにはシップ・ブローカー、修船会社、バンカー会社なども含まれると言う。(BT:11/1)