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1996-11-04 ArtNo.8249
◆＜星＞ＮＥＣ、合弁でホテル客室にＰＣサービス提供
【シンガポール】ＮＥＣは地場のホテルネット・インターナショナルと合弁で当地ホテルにオンライン・コンピューター・サービスを提供する。
ホテルネットは市場開拓を担当、ＮＥＣはホテル客室に無料でコンピューター設備一式を提供する。ホテルの宿泊者は使用量に応じ料金を徴収され、売上は各プレーヤーにより分配される。しかしＮＥＣ、ホテルネット、ホテル間の利益配分は明らかでない。既に408室のホテル・ニュー・オータニ、305室のホテル・フェニックスは全ての客室にコンピューターを据え付けるとしている。また775室のパン・パシフィック・ホテル、518室のオリエンタル・シンガポールも同プロジェクトに関心を寄せており、近く契約が結ばれる見通しだ。ホテルにして見れば、何の費用負担もせずにコンピューター設備を据付けられるだけでなく、利益配分も受けられる。ゲストはラップトップＰＣ(ﾊﾟｿｺﾝ)を持ち歩かなくても、マルチメディア、インターネット・アクセス、Ｅメール等のファシリティーを利用できる。ＰＣ使用料は1時間18Ｓドルで、オンライン・アクセス料として別に1時間5Ｓドルが徴収される。ホテルは最早ビジネス・センターを設ける必要がなくなる見通しで、もともとビジネス・センターを持たぬホテル・フェニックスは、理想的な解決策とコメントしている。(BT:11/2)
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