SEAnews 1996-11-14 ArtNo.8374

【クアラルノプル】Johnson Matthey Hicom Sdn Bhdは来年1月からプロトン社に触媒コンバーターを納入する契約を獲得した。
ジョンソン・マセイのDennis O'Hagan重役(MD)によると、関係契約交渉は2週間前に妥結したもので、契約額は5400万Ｍドル以上にのぼる。政府は最近全てのガソリン車に触媒コンバーターの取り付けを義務づけた。プロトンは年間18万台の製造能力を有するが、ジョンソン・マセイは年間200万ユニットのコンバーターを製造することができ、1ユニットの単価は300Ｍドル。しかし、カー・オーナーは各種備品や運転コストも負担する必要が有る。
ニライに2000万Ｍドルを投じて建設された同社工場は4月からフル稼働しており、東南アジア全体の需要に応じられる。ニライ工場は米国拠点の同社にとって7番目、ＡＳＥＡＮでは最初の工場。同社はやはり米国拠点のデルフィ・エナジ＆マネージメント・システムズSdn Bhdとの競争に勝ち、同契約を獲得した。デルフィのマレーシアにおける製造能力は年間25万ユニットで、同社はこれ以前からプロトンにコンバーターを納入している。(STAR:11/13)