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1996-11-16 ArtNo.8402
◆<馬>トンカのプルダナ・ファイナンス買収交渉に青信号
【クアラルンプル】トンカ・ホールディングズBhdは収益基盤を拡大するためプルダナ・ファイナンスBhd(PFB)の88%の権益をプルダナ・マーチャント・バンカーズBhd(PMB)から買収する計画で、同社は14日、中央銀行から関係交渉を進める認可を得たと発表した。
昨年8月にはインチケープ・ティムランBhdがPFBの88%の権益を4699万Mドルで買収する計画を発表、インチケープは同計画をその後放棄したが、アナリストは今回の買収価格も4699万Mドル前後と予想している。
1975年に設立されたPFBは半島マレーシアに10支店を展開、払い込み資本は3170万Mドル。金融会社登録局の資料によれば、PFBの95年9月30日時点の資産総額は2億4500万Mドルと、国内金融会社40社中31位、預金は2億680万Mドル、貸付残高は1億5480万Mドルで、税引き前利益は101万5000Mドル、税引き利益は71万Mドルとなっている。
トンカのモクザニ・マハティール会長(首相の次男)は最近の年次総会の席上、多額の資金を必要とする銀行買収の準備はできておらず、目下の優先課題は証券子会社ケストレル・セキュリティーSdn Bdの基盤を強化することと語っている。先のアナリストは、「モクザニ会長は銀行に替えて金融会社を選んだようだ。金融会社はグループ企業に金融便宜を提供できる他、ケストレル・セキュリティーの顧客に証券投資資金を融資できる」、「これはトンカが金融事業に進出する第1歩に過ぎないが、PFBを主要な金融会社に育成するためには、やはり多額の資金を必要とする」と指摘した。(NST,STAR:l1/15)
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