SEAnews 1996-11-16 ArtNo.8409

【バンコク】東芝は東南アジア及び中国への製造拠点移転を図っており、東南アジアでは特にタイに注目している。
トーシバ・コンシュマー・プロダクツ(ﾀｲﾗﾝﾄﾞ)の上松社長が、パトゥムタニ省バンカディ工業パークに15億バーツを投じて設けられた洗濯機工場の開所式で語ったところによれば、同社は第1次製造拠点移転計画をちょうど終了したところで、同計画の下、タイにエアコン、冷蔵庫、洗濯機を製造する3工場が設けられた。来年は第2次移転計画が実行されるが、まだ詳細は未定。過去3年間には東南アジアと中国に10工場以上が設けられており、これにより同社の製造コストは15％削減された。この日オープンした新工場は年間40万台の洗濯機を製造、来年は58万台に拡大される。また冷蔵庫の製造能力は年間40万台に、エアコン製造能力も10万台ほど拡大される。これら3工場の製品の90％は輸出され、対日輸出が40％を占める。(BD:11/15)