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1996-11-20 ArtNo.8447
◆＜馬＞首相、ＥＵの多角的投資協定案に不支持呼びかけ
【クアラルンプル】マレーシアは欧州連合(EU)が提起した多角的投資協定(MIA)を支持せぬよう途上国に呼び掛けている。
アフリカ／欧州諸国の歴訪を終え先週土曜帰国したマハティール首相によれば、ＥＵは来月シンガポールで催される世界貿易機構(WTO)第1回閣僚会議の席でＭＩＡを提案する計画だが、同案は西側が途上国を植民地化することを目指したものと言う。ＭＩＡは外国投資家に地元投資家と同等の待遇(ﾅｼｮﾅﾙ･ﾄﾘｰﾄﾒﾝﾄ)を求めているが、マハティール首相によれば、ＥＵはＭＩＡを武器に取り分け、金融、テレコミュニケーション領域における世界支配を目指している。首相は今月末にマニラで開かれるアジア太平洋経済閣僚会議(APEC)の席で同問題を取り上げる方針と言う。(ST:11/19)
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