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1995-03-14 ArtNo.851
◆<馬・泰>陸橋計画、シンガポール企業にも参加要請
【ペナン】ペナン・ポートSdn Bhd(PPSB)のザライン・モハド・ハシム会長は北部マレーシアとタイを結ぶ陸橋計画にシンガポールの参画を求めることを提案、ペナン州のコー・ツークン首席大臣も同提案を支持している。
ザライン会長によれば、マレーシア西海岸のペナン島及びランカウィ島と南部タイ東海岸の深水港ソンクラを道路/鉄道/石油・ガス・パイプラインで連結しようと言う構想はマラッカ海峡を通過する船舶の運航に影響を及ぼし、シンガポールに不安を抱かせるものと見られる。したがってシンガポール企業にもプロジェクトへの参加の機会を提供すべきだと言う。コー首席大臣によると、陸橋計画はインドネシア・マレーシア・タイ成長の三角地帯(IMT-GT)コンセプトから派生したアイデアで、シンガポール企業に参加を求めるか否かは政府段階の協議を必要とする。しかしコー氏の個人的考えでは、27億5000万米ドルと見積もられる同プロジェクトにシンガポール企業の参加を認めない理由はなく、平等な機会を提供すべきである。シンガポール企業が参画するエリアとしてはコンサルタント及びマネージメントが上げられ、この方面の技術を有するシンガポール企業が同領域に参画することは可能と見られると言う。 陸橋計画の第1段階ではバターワースを経由してペナン港とソンクラをリンクする総延長200キロの道路やランカウィとクダ州ヤンを結ぶ290キロのガス・パイプ・ラインの敷設が提案されている。PPSBの他、マレーシアのランドマークスBhd、タイのシナワトラ・グループ、スリUトン・グループが同プロジェクトへの参加を目指している。マレーシア海事研究所はこれ以前に陸橋計画は採算ベースに乗らないとの報告書を発表したが、同構想の主唱者のイースト・ウェスト・ブリッジ・コープ(シカップ子会社)は既に詳細な報告書を総理府経済計画局に提出している。(BT:3/13)
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