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1996-12-02 ArtNo.8596
◆<星>シングテル、半期純益13.6%アップ
【シンガポール】シンガポール・テレコム(シングテル)の半期純益は8億4400万Sドルと、昨年同期比13.6%アップ、同社は来年3月の年度決算でも二桁増益を維持できるものと予想している。
シングテルが先週金曜(11/30)発表したところによると、特別項目も1億4800万Sドルの利益が計上され、ボトム・ライン利益は9億9110万Sドルに達した。同期の営業額は10.5%増の21億6000万Sドル、これに対して営業支出は8.7%増の11億Sドルにとどまったことから、営業マージンは50.2%に達した。
上半期には移動体電話及び専用回線サービス収入が力強い伸びを見たものの、国際電話サービスの伸びは景気不振から小幅にとどまった。国際ダイヤル直通電話(IDD)のボリュームの伸びは昨年の26%から今年上半期の13%に鈍化、またIDDサービス料の値下げで、売上は7.4%増の9億6100万Sドルにとどまった。セル式電話加入者は33.7%、ペジャー契約者は12.8%、それぞれ増加、これに伴い移動体通信売上は21.5%増の3億6800万Sドルに達した。同社は来年は移動体通信領域における競争が過熱すると見、準備を整えている。専用ネットワーク、公衆データ・ビジネスの売上は16.6%アップ、国内電話収入の伸びは回線の成長率7.9%を下回る6%にとどまった。減価償却は16.4%増の2億400万Sドル、人件費は5.8%増の2億2930万Sドルに達した。
系列会社や合弁事業は昨年の3100万Sドルの損失から110万Sドルの利益に転換した。ベルギーのベルガコムは2600万Sドル、インドネシアのPTブカカ・シングテルは200万Sドルの利益をもたらしたが、フィリピンのグローブ・テレコムは1300万Sドル、米国のFaxインターナショナルは1100万Sドルの損失をもたらした。(ST,BT,LZ:11/30)
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