SEAnews 1995-03-15 ArtNo.863

【シンガポール】シンガポール・ケーブルビジョン(SCV)は13日、アジア・ビジネス・ニュース(ABN)と、6月からタンピニース住民(5万世帯)を対象に試験放送を開始するケーブルＴＶ放送にビジネス・ニュースの提供を受ける契約を結んだ。
ＳＣＶは30チャンネルのケーブルＴＶチャネルを設ける計画で、ＡＢＮはその内1チャンネルを利用して日曜は24時間、月曜から土曜は午前8時から午後8時まで、ビジネス／金融ニュースを放送する。ＳＣＶはこれ以前に香港拠点のチャイナ・エンターテイメント・テレビジョン・ブロードキャストとも娯楽番組の提供に関する同様の契約を結んでおり、同社は香港のスターＴＶとも他のチャンネルをカバーする音楽、ドキュメンタリー、映画、ニュース番組等の提供を受ける交渉を続けているものと見られる。
ＳＣＶはＳＩＭベンチャーズ、シンガポール・テクノロジーズ、シンガポール・プレス・ホールディングズ、コンチネンタル・ケーブルビジョンの共同出資会社で、目下ＵＨＦ有料ＴＶ放送3チャンネルを経営しているが、98年にケーブルＴＶの全国網が完成した時点でＵＨＦ放送は停止する。一方、シンガポール拠点のリージョナル・ニュース・ネットワーク会社のＡＢＮにはダウ・ジョーンズ、テレコミュニケーションズ、テレビジョン・ニュージーランド、シンガポール政府傘下のＳＩＭベンチャーズ、香港のビジネス・ニュース・ネットワーク等が出資している。(ST,BT,LZ:3/14)