【クアラルンプル】マレーシア投資家が日米パートナーと設立した合弁会社United Shelby Sdn Bhd(USSB)は3億3800万Ｍドルを投じ、1960年代の米国クラシック・ロードスター“Ｓｈｅｌｂｙ”を再生産する。
ＵＳＳＢのモハマッド・フィソル・イスマイル取締役兼法律顧問が先週土曜明らかにしたところによれば、クラン・バリー地区で目下工場用地を物色中しており、来年4月の着工、1998年8月の操業を目指している。当面コブラ、デートナ・コブラ、ＧＴ40、ＧＴＳＶ8、ＧＴＳＶ12の5モデルを製造、米国、日本、欧州市場に輸出する。新会社は輸出向け製品の製造のみを認められている。1台当たりのコストは9万～10万米ドルだが、販売価格は未定。工場には2.3キロのレース用トラック、1500ｍのテスト用ストリップ・ロード、製造ライン5本、機械室2ユニット等が設けられ、700人が雇用される。初年度に1000台を製造、売上1億6000万Ｍドルの達成を目指す。第2年度には生産規模は2倍に拡大される。当初の国内部品調達率は65％で、5年内に100％に引き上げる。新会社にはマレーシア側パートナーが51％出資すると言う。(STAR,BT:12/9)