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1996-12-10 ArtNo.8706
◆<馬>J州、3プラントの稼働でスラッジ処理センターに
【ジョホール・バル】ジョホール州は、3プラントが近く相次ぎ稼働することにより、域内のスラッジ(残油)再生処理センターとして浮上、これによりマレーシアの海洋汚染国際協定(MARPOL,1973)調印の時期も早まる見通しだ。
マレーシア・シップヤード・アンド・エンジニアリング(MSE)子会社のテクノ・インダSdn Bhdはユニバーシティ・テクノロジ・マレーシア(UTM)の協力を得て、MSEのドックに収容されるタンカーの残油を処理する焼却炉の試運転を完了、目下環境局(DOE)の操業認可を待っている。一般の焼却炉では1万トンのスラッジから500トンのビチューメンを製造できるだけだが、テクノ・インダはUTMの支援下にスラッジの再生利用の拡大を図っている。新プラントは年間1万2000トンのビチューメンを生産する能力を有する。 Multimend Oil-Chem Industries Sdn Bhdのパシル・グダン工場はハイテクを応用しスラッジから原油を再生する。松井工場長によると、従業員の訓練が完了次第、新工場は稼働するという。
フィリピンのペトローリアム・テクノロジー・リサーチ・コープ(PTRC)とジョホール州イスラム経済開発公社子会社のプリシンド・ホールディングの合弁に成るInsedecor Petroleum Technology Sdn Bhdは同州東南部海岸のトゥル・キロに反応炉を用いてスラッジから工業用燃料油を製造する施設を設けている。(MBT:12/9)
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