NNNNNNNNNNNNNNNN
SEAnews SEA Research, BLK 758 Yishun Street 72 #09-444 Singapore 760758
India Front Line Report
SEAnews Issue:monthly
tel:65-87221054
NNNNNNNNNNNNNNN
1996-12-11 ArtNo.8716
◆<星>オフィス賃貸料、来年は5%値下がり
【シンガポール】過去3年安定していたオフィス賃貸料が来年は全国的に5%ほど値下がりする見通しだ。
不動産コンサルタント会社リチャード・エリスによれば、来年は380万平方フィートのオフィス・スペースが市場に新規供給される。これは今年新規供給された215万平方フィートを75%も上回る。このため来年末には1993年末以来初めてオフィス入居率が90%を割り込むものと見られる。タンジョン・パガル、シェントン・ウェイ、ロビンソン・ロードの築後数年を経たビルが、新築ビルへのテナントの移転で最も深刻な影響を受けそうだ。
不動産業界筋によれば、今年9月末時点でセシル・ストリート、ロビンソン・ロード、タンジョン・パガルの比較的古いオフィス・ビルの空室率は二桁をマークしている。リチャード・エリス幹部によれば、シェントン・ウェイ、リバー・バリー地区は来年の新規供給スペースのそれぞれ13%と17%を占めることから、これらの地区の賃貸料が顕著な下降を見るものと予想される。
コリアーズ・ジャーディンのアナリストによれば、一等オフィス地区のラッフルズ・プレースでも十分な駐車スペースがなく、フロアー・エリアも小さいB等級のオフィス・ビル賃貸料は下降するものと見られる。しかし、同地区は来年供給される新規スペースの6%を占めるに過ぎないため、A等級のオフィス・ビルはほとんど影響を受けないものと見られる。
一方、マーリーナ・センターには来年の新規供給スペースの47%が集中するものの、同地区の賃貸料は今年既に調整が加えられたこと、来年の新規供給が下半期以降になること、来年以降には新規供給がほとんどないこと等から、同地区の賃貸料は現状を維持するものと見られる。
シンガポールにおける過去10年間の年間平均新規供給量は220万平方フィートと、平均230万フィートの新規需要を下回ってきた。来年以降の新規供給については1998年が150万平方フィート、1999年と2000年は各100万平方フィートにとどまることから、1998年末には再び入居率は90%以上に回復する見通しだ。
しかし、クアラルンプルでは今年から1998年末の間に2300万平方フィートのオフィス・スペースが新規供給されることから、一部のアナリストは国際競争も過熱するものと予想する。クアラルンプルの過去の年間新規需要は平均200万平方フィート前後で、シンガポールにおける需要の一部がKLに奪われる可能性もあると言う。(ST:12/10)
[Your Comments / Unsubscribe]/[您的意见/退订]/[ご意見/配信停止]
Please do not directly reply to the e-mail address which is used for delivering the newsletter.
请别用递送新闻的邮件地址而直接回信。
メールをお届けした送信専用アドレスには返信しないで下さい。
SEAnews 掲載記事の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
Copyright 2003 SEAnews® All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.