SEAnews 1997-01-06 ArtNo.8914

【ペナン】米国Iomegaコープは先月末、ポータブル・ディスク・ドライブの製造業務を米国のユタ州からペナン工場に全面的に移転する計画を発表した。
米国工場は製造業務の移転後も、研究開発(R&D)、戦略資材の調達、経営管理、マーケッティング、プロットタイプの開発と製造を手がけ、本部機能を維持する。Iomega(M)Sdn BhdのＫ.Ｈ.テー重役(MD)によれば、バヤン・ルパス自由工業地区に7000万Ｍドルを投じて建設された37万6000平方フィートの工場は数ヶ月前から稼働、従業員は900人、現在の稼働率は70－80％で、今月からＪａｚカートリッジ及びＺｉｐドライブの製造業務を引き継ぐ。マレーシア工場は、これまでＤｉｔｔ及びＪａｚドライブの製造を手がけてきた。Ｊａｚカートリッジは目下シーゲートにより請負製造されている。
Iomegスポークスマンによると製造業務の移転により、材料を含む各種コストを引き下げ、競争力ある価格を維持できる。今やペナン工場は同社の全てのタイプのポータブル・ディスク・ドライブの製造を手がけることができる。米国工場では500～700人が整理されることになると言う。
Iomegaは新経営陣の下に1994年に採算ラインを回復後、1995年の新ディスク・ドライブ発表で業績を飛躍させた。同社の営業額は1994年の1億4140万米ドルから10億米ドル以上に拡大している。(STAR:1/1)