SEAnews 1997-01-11 ArtNo.8995

【バンコク】Tipco Asphaltの完全出資子会社Thai Bitumenは9日、工業省と、プラチュアブキリカン省における年産200万トンのシック・アスファルトの製造に関わる契約を結んだ。
同契約の下、タイ・ビチューメンは工業省に年間国内売上の2％を上納するとともに、同省スタッフの石油事業関連訓練のため年間100万バーツ提供する。
バンサパン地区における工場の建設は米国企業ベクテル・インターナショナルに発注されており、年産100万トンのプラントが建設される第1期工事は、今年10月に着工、来年10月に完工する。第2期工事は2000年にスタートし、翌年完成する。原料の日量2万5000バレルの原油はベネズエラから輸入され、シック・アスファルトの他、少量の燃料油とディーゼル油も生産される。
シック・アスファルトは親会社に買い取られ、アスファルトの製造に利用される。国内のシック・アスファルト需要は年間80万トンで、年率20％の成長を見ている。目下国内では40万トンのシック・アスファルトが製造されている。(BD:1/10)