SEAnews 1997-01-18 ArtNo.9078

【カンガル】イリイチ(M)Sdn Bhdは今年末までにクアラルンプル証取(KLSE)二部上場を果たす計画だ。
イリイチ(M)のアイハラ社長が16日語ったところによると、まだ公募幹事は指名していないが、ペナンのプライ工場には上場基準の1つの研究開発(R&D)部門も昨年10月に開設された。1989年に払い込み資本3170万Ｍドルで設立された、同社にはイリイチ通信工業、ニチメン、ニチメン・メリカが出資、トランス、電気スイッチ、アダプター、電子キャッシュ・レジスター等の製造を手がけている。製品は日本、米国、欧州、シンガポール、タイ等に輸出されている。プライ工場は昨年8月にカシオ・レジスターの100万台製造を達成、同年の輸出額は1億5000万Ｍドルを記録した。今年の営業額は2億Ｍドルの大台に乗る見通しだ。クアラ・プルリスに昨年1月にオープンした新工場の初年度の生産額は4000万Ｍドルに達したものと見られ、今年は5000万Ｍドルが見込まれている。1000万Ｍドルを投じて建設された同工場には600人以上が雇用され、2月22日に正式な開所式が催される。(STAR:1/17)