SEAnews 1997-01-21 ArtNo.9102

【シンガポール】セイコーエプソンは新工場に製品工学部門を設け、シンガポールでスキャナーのデザインを手がける。
経済開発局(EDB)出版のシンガポール投資ニュースによれば、製品工学部門はシンガポール・エプソン・インダストリーズ(SEP)が7000万Ｓドルを投じてジュロンに建設中の新工場の完成を待って、年内に業務を開始する。新工場にはターミナル・プリンター、スキャナー、集積回路(IC)、プリント基板(PCB)、スタンピングの製造ラインが設けられる。同工場はセイコーエプソンが日本以外に設ける初のスキャナー製造ラインで、しかもデザインも手がけることになる。ＳＥＰはまたファクトリーＡにおけるインクジェット・プリンターの製造も拡大する計画で、スキャナーとこの種のプリンターの月間生産台数は10万台に達する。ＳＥＰはセイコーエプソンの日本以外の主要なプリンター製造拠点を務めると同時に、米国、英国、中国の最終製品工場のためにＰＣＢを製造している。(ST:1/20)