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1997-01-22 ArtNo.9126
◆<馬>テレコム疑惑の震源はライバル企業?:TMB元幹部
【クアラルンプル】テレコム・マレーシアBhd(TMB)の匿名の元幹部は20日、TMBとエリクソンの契約は所定の手続きに従って行われており、不正があったとする主張には驚かざるを得ないと語った。
同氏は、「数年前に調印された契約がどうして今頃問題になるのか理解に苦しむ」とし、「何らかの新たな事態が発生したとしか思えない」と指摘した。それによると、誰かが契約を手にすることができずに騙されたと感じたものと見られる。そうした不満を抱いたものは、恐らく当時契約を獲得した外資との合弁会社5社中の1社と見られると言う。
先週水曜、アンワル副首相は、TMBのエリクソンへの契約発注に関わる疑惑の調査に乗り出したと語った。その後の報道によれば、問題の契約は1992年にプルウィラ・エリクソンに発注された総額4億1400万Mドルのデジタル交換機納入契約と見られ、当時TMBは同時にKUB富士通、サプラ・ノキア・テレコミュニケーションズ、プルナスNECテレコミュニケーションズにも同様の契約を発注していた。先のTMB元幹部によると、この種の発注に際しては、TMBが入札審査の結果を大蔵省入札局に報告し、認可を得るため、エネルギー通信郵政相が介在する可能性は少ないと言う。(MBT:1/21)
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