SEAnews 1997-01-28 ArtNo.9196

【シンガポール】グラフィクス・カード市場をリードするダイアモンド・マルチメディアは、今年第2四半期にシンガポールのアジア大平洋地域本部にロジスティクス・センターを追加する。
ダイヤモンド・マルチメディアは、先週末以上の消息を明らかにした。ロジスティクス・センターは同社のアジア大平洋地域における拡張計画を支えるもので、投資は相当な額にのぼるとしているが、具体的な額は明らかにしていない。
同社は日本市場には1991年に進出したものの、シンガポール事務所は昨年7月、ソウル事務所は同年10月、香港及び中国事務所は今月オープンしたばかり。しかしシンガポールにおける営業額は月ごとに記録を更新している。同社は営業額に占める日本を含むアジア大平洋地域の比率を現在の15％から今年末までに20％、1999年までに25％に引き上げることを目指している。
昨年12月期の同社売上は5億9810万米ドルで、純益は一昨年の4130万米ドルの損失から1630万米ドルの利益に転換した。同社は世界のグラフィック・カード市場の43％のシェアを占めており、これに対してシンガポールのクリエイティブ・テクノロジーのシェアは5％以下と言う。(BT:1/24)