SEAnews 1997-01-28 ArtNo.9198

【クアラルンプル】マレーシアは2000年までにマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)のフラッグシップ・プロジェクトの1つスマートスクールを500校設ける計画だ。
カリド・ユヌス副教育相が先週催された“オラクル・オープン・ワールド・マレーシア1997”展示・会議の開幕式の席上明らかにしたところによると、政府は同プロジェクトを段階的に進める計画で、1999年1月までに最初の3校が開校される他、目下テクノロジー関連のパイロット・プロジェクトに携わっている80校がスマート・スクールに再編される。そして2000年末までに学校数を500校に、学生総数を30万人に拡大する。同プロジェクトの実現には、ディスタンス・ラーンニング、バーチャル・クラスルーム、セルフ・ペース・ラーニング、エレクトロニク・リソース・センター、コミュニティー・ネットワーク、全国及び全世界をリンクするネットワークの構築等、先端技術を駆使したアプリケーションの開発が必要とされる。政府はこのため、情報技術(IT)領域のリーダーが積極的に同プロジェクトに参画するよう期待していると言う。
一方、オラクル・システムズ・マレーシアSdn Bhdのカティジャ・シャー重役(MD)によると、スマート・スクール・プロジェクトの全ての要求を満たせる企業は存在せぬことから、同社は目下コンソーシアムの組織を目指して、関係方面との協議を進めている。オラクル・コーポレーションは、マハティール首相の最近のマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)プロモーション旅行の過程で、首相の立ち会いの下にCambroテクノロジー(M)Sdn Bhdと関係協力覚書に調印したと言う。(ｺﾝﾋﾟｭｰﾀｲﾑｽﾞ:1/27)