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1997-01-29 ArtNo.9216
◆<馬>TNBの電力供給独占に終止符
【クアラルンプル】マレーシア政府は27日、Manfield Development Sdn Bhd(40%)、Jalinan Muhibah Sdn Bhd(20%)、Kedah Development Corp(20%)、トゥナガ・ナシオナルBhd(TNB:20%)から成るコンソーシアムの2子会社Nur(ノーザン・ユーティリティー・リソーシズ)ジェネレーション及びNurディストリビューションにクリム・ハイテクノロジー・インダストリアル・パークへの電力供給に関わる発電ライセンスと送・配電ライセンスを与えた。これにより電力会社TNBの送電/配電事業独占経営にも終止符が打たれた。
レオ・モギー エネルギー通信郵政相が関係ライセンスの授与式の席上語ったところによると、クリム・ハイテク・パークではシリコン・ウエハーの製造等、技術集約度の高いプロジェクトが手がけられるため、高品質で、信頼性の高い電力の供給が確保されねばならない。したがって同地区には他の地域の電力供給障碍の影響を受けない別個のシステムを設ける必要がある。このため政府はマンフィールド・デベロプメントに率いられるコンソーシアムに発電及び送・配電ライセンスを与える方針を決めた。
コンソーシアムにはクリム・パークのテナントのために向こう30年間、発電と電力供給の経営が認められる。コンソーシアムは電力供給業務の引き継ぎや電力料金に関してTNBと協議している。電力の供給価格はコンソーシアムの裁量に委ねられるが、TNBの既存レートを上回るべきではなく、安いに越したことはない。徴収価格は最終的に同相が認可することになる。
また新クアラルンプル国際空港(KLIA)に対する電力供給に関しても目下検討されているが、この他にはTNBの送・配電業務を他者に肩代わりさせる計画は今のところないと言う。(NST,MBT,STAR,BT:1/28)
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