SEAnews 1997-01-31 ArtNo.9249

【シンガポール】米国ソフトウェア会社オラクル・コーポレーションはマレーシアのマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)内にテレコミュニケーション・ユニットを設ける。
ＭＳＣ国際顧問団に名を連ねるオラクルのレイモンド・レーン重役(COO)は、火曜に当地で催されたネットワーク・コンピューターに関するセミナーの席上、関係ユニットの設置はオラクルの長期的な投資計画の一環で、初期の段階でＭＳＣに設備や人を配置することは、ＭＳＣの成功に対する信頼の意思表示でもあると語った。マレーシアはＭＳＣに関する魅力的なビジョンをもっており、加えて税制優遇や外資の100％のオーナーシップを認める等、特別な奨励措置も設けている。情報技術(IT)企業約20社がＭＳＣへの進出を認めており、マレーシア政府は同プロジェクトに当初50億米ドルの予算を組んでいると言う。しかしレーン氏はＭＳＣへの投資計画の詳細はまだ明らかにすることはできないと語った。(BT:1/30)