SEAnews 1997-02-03 ArtNo.9270

【シンガポール】シンガポールに石油精製と国際石油貿易の拠点を置くカルテックス(ﾃｷｻｺ/ｼｪﾌﾞﾛﾝの対等出資合弁)は先週火曜、シンガポール子会社3社の従業員合計50人に解雇を通知した。
カルテックス・シンガポールのこれまでの従業員数は340人で、昨年の営業額は109億米ドルと、シンガポールの国内総生産(GDP)の10％に貢献した。
カルテックス・グループのエンリコー・シスモンド重役(MD)によると、今回の解雇は、組織再編の一環で、非効率な重層的報告システム、無駄なペーパー・ワーク、職掌の重複等が一掃される。解雇者には再就職口が斡旋される他、手厚い解雇補償もなされる。シンガポール・カルテックス・グループの会長兼ＣＥＯを務めてきたクリフ・ホン氏が先月初めにカルテックス・フィリピンのヘッドとして転勤したのに伴い東南アジアとニュージーランド担当副社長としてジャック・マッケンジー氏、南アジアと中東及びアフリカ担当の副社長としてリチャード・ファーニー氏が米国本社から派遣されると言う。(ST,BT:1/31)