SEAnews 1997-02-05 ArtNo.9307

【ダブリン】シーメンス・ニックスドルフ・インフォメーション・システムズ(M)Sdn Bhd(SNIﾏﾚｰｼｱ)は3ヶ月以内にマレーシア企業2社とデスクトップＰＣ(ﾊﾟｿｺﾝ)Ｓｃｅｎｉｃ及びＳｃｅｎｉｃＰｒｏの委託製造契約を結ぶ。
ＳＮＩのロルフ・アルバート・マグローア重役(MD)によると、製造作業は10月1日にスタートする次年度から開始される。ＳＮＩはまたシンガポールの同社ＰＯＳ端末製造工場をＰＣの域内流通センターとして利用する。これにより受注から引渡までの期間が現在の4～6週間から2週間に短縮、また市場の変化に迅速に対応、競争力有る価格を維持できるようになる。今年9月末までの今年度にはフィリピン、マレーシア、インドネシアにおけるＰＣ販売台数が5万台に達する見通しで、マレーシアに限っては昨年の8500台から1万3000～1万5000台に53～76％の拡大が見込める。同社の主要な競争者はＮＥＣと言う。
ＳＮＩはまたマレーシアの電力会社トゥナガ・ナシオナルBhdと共同開発した料金徴収システムをインドネシアの電力会社ナショナル・エレクトリシティー・インダストリーに売り込む交渉が近くまとまるものと予想している。(STAR:2/4)