SEAnews 1997-02-19 ArtNo.9441

【シンガポール】地場コンテナ・デポ会社Eng Kongグループは来月末までにセスダクに登録することを目指し、準備を進めている。
エディー・リー会長(46)によると、同氏がポール・ン専務(ED:48)と共同で1978年に創設したエンコンは、シンガポール、香港、マレーシア、タイにコンテナ・ヤードを保有、大手海運会社のエバー・グリーン、シーランド、ヤンミンやコンテナ・リース会社のGenstar、Cronos、Triton、Textainer、Xtra等にサービスを提供している。
グループの強みはコンテナ・ヤードに関わる各レベルの業務に通じていること。これはこの道25年の両氏がボトムから積み上げたノーハウに負うところが大きい。例えば同社は通常のコンテナだけでなく、冷凍コンテナの修理や保守も引き受ける。搬入されるコンテナの90％は何らかの修理を必要とし、20フィート・コンテナの修理費は100～1000Ｓドル、新品の価格は2300米ドル(S$3266)、冷凍コンテナの購入価格と修理費はその4～6倍と言う。
エンコンはシンガポールには5カ所合計12万平米、1994年に進出した香港には4カ所合計7万平米、昨年進出を果たしたマレーシアとタイには合計1万6000平米のヤードを擁する。グループの営業額／税引き前利益は1992年の1220万Ｓドル／60万Ｓドルから1995年の2900万Ｓドル／460万Ｓドルに拡大している。(ST:2/18)