SEAnews 1995-03-22 ArtNo.952

【シンガポール】シンガポール証取(SES)上場の金属容器製造会社スピアリア・メタル・プリンティング(SMP)はステンレス・スチールやアルミ製品を製造するフーバー・ステンレスの70％権益を493万Ｓドルで買収した。
塗料／石油／化学業界向け金属容器の主要メーカーとして知られるＳＭＰは、北京と広東でも業務を手掛けている。一方、フーバー社の中国子会社は中国人科学者により発明されたステンレス・スチール製品の金メッキ技術“チタニウム・ナイトライト・エレクトロ・デポジト・プロセス”の使用権を認められており、同技術は高級ホテルや豪華アパートの内装に利用できる。同社の顧客にはマリーナ・マンダリン、ザ・オリエンタル、マリーナ・スクウェアー・ショッピング・モール、サンテク・シティー等が含まれる。ＳＭＰは内部資金と銀行借り入れで今回の買収費用を賄う。同社の昨年12月末締め年度純益は前年の432万Ｓドルから324万Ｓドルに縮小したが、これは主に税負担が嵩んだためと言う。(BT:3/21)